トランクルームの料金は、広告に出ている「月額◯円」だけでは決まりません。契約時にまとまった初期費用が出ていき、会社によっては表示額に管理費や保証料が毎月足されます。
このページでは、ハローストレージ・加瀬のレンタルボックス・U-SPACE・宅配型のminikuraの4社が公開している料金の決まりを分解し、全国11064件の実在プランから広さごとの相場を出しています。
相談者結局、何を見れば損しないの?



「毎月実際に払う額」と「初期費用が月額の何ヶ月分か」の2つです。この2つが分かれば、会社をまたいで比べられます。
知っておきたいトランクルームの初期費用と月額料金の話
| 会社 | 表示している月額の中身 | 毎月かかる追加 | 契約時の初期費用 |
|---|---|---|---|
| ハローストレージ | 使用料だけ | 管理費2,200円+安心保証パック880円 | 月額の5倍前後 |
| 加瀬のレンタルボックス | 全部込み | なし | 約2ヶ月分(申し込み月は無料) |
| U-SPACE | 管理費・保険料込み | なし | 賃料1ヶ月分+初月の日割り |
| minikura(宅配型) | 箱1つの保管料 | なし | 0円。ただし取り出すとき1箱1,100円 |
たとえばハローストレージで「使用料4,100円」と出ている部屋は、毎月7,180円かかります。加瀬とU-SPACEは表示額がそのまま毎月の支払いです。



じゃあ、ハローストレージが一番高いってこと?



いえ、それが違うんです。むしろ、その逆です。



どういうこと??



管理費と保証料を全部足して比べると、1帖より広い部屋なら、ハローストレージのほうが安いことが多いんです。同じ市の同じ広さで比べて、8割の市でハローストレージが最安でした。



えっ、管理費とか足しても安いの!? じゃあ表示の月額は何だったの…



表示額はあくまで使用料だけです。だから比べるときは、管理費と保証料を足した「毎月払う額」で並べてください。それと、初期費用が月額の5倍前後と重いことは覚えておいてください。



小さい部屋でも同じ?



1帖以下の小さい区画だけは、他社や宅配型のほうが安いです。そこは別で考えましょう。
初期費用の重さも2.5倍違います。ハローストレージが公式サイトで公開している内訳がこちらです。
| 項目 | 決まり | 使用料5,000円の屋外型なら |
|---|---|---|
| 使用料 | 当月分(日割)+翌月分 | 10,000円(月初契約で当月分は満額) |
| 管理費 | 2,200円 × 2ヶ月分 | 4,400円 |
| 事務手数料 | 使用料の1ヶ月分 | 5,000円 |
| 鍵代 | 屋外型 4,400円/屋内型 3,080円 | 4,400円 |
| セキュリティ登録料 | 屋内型のみ 1,100円 | 0円 |
| 安心保証パック | 880円 × 2ヶ月分 | 1,760円 |
| 室内清掃料 | 13,200円(安心保証パック加入で0円) | 0円 |
| 契約時に払う合計 | 25,560円 |
表の右の列がそのまま契約時の支払いで、合計25,560円です。3ヶ月目からは使用料5,000円+管理費2,200円+安心保証パック880円=8,080円を毎月払うので、6ヶ月使った総額は25,560円+8,080円×4ヶ月=57,880円。1ヶ月あたりに直すと9,647円です。
つまりハローストレージは、最初にまとまったお金が出ていく代わりに、毎月の額が安い会社です。6ヶ月以上使うなら初期費用の重さは薄まり、月額の安さのほうが大きくなります。



トランクルームを借りる人のほとんどは、1〜2ヶ月だけ借りたいってわけじゃないもんね。



そうなんです。だから、あくまでも長期で見たときの費用感を知ることが重要です。
気をつけるのは2〜3ヶ月だけの短期利用で、その場合は初期費用が総額の半分近くを占めます。短期で少量なら宅配型、それ以外はハローストレージ、という分け方がいちばん失敗しません。
ハローストレージの事務手数料は使用料の1ヶ月分なので、広い部屋ほど初期費用も上がります。室内清掃料の13,200円は保証パックに入れば0円になるため、「保証パックに入らないほうが安い」とは限りません。キャンペーンで初月無料や事務手数料0円になる時期があり、そのときは上の計算より安くなります。
出典:ハローストレージ「初期費用について」、加瀬倉庫「ご利用案内 初期費用の目安」、U-SPACE「よくあるご質問」、minikura「プラン・BOX比較一覧」(いずれも2026年9月時点)
トランクルームの月額相場は?全国11064件の実在プランで見る
管理費と保証料を足した「毎月実際に払う額」の全国の中央値です。加瀬のレンタルボックスは帖と料金の幅しか公開していないので、この集計から除いています。
| 広さ | 月額の中央値 | 最安 | 1帖あたりの中央値 | 6ヶ月総額の中央値(ハローストレージ) |
|---|---|---|---|---|
| 0.5帖以下 | 6,780円 | 2,330円 | 15,180円 | 48,560円 |
| 0.5〜1帖 | 6,000円 | 2,900円 | 6,881円 | 60,460円 |
| 1〜2帖 | 10,080円 | 2,580円 | 6,240円 | 73,455円 |
| 2〜3帖 | 13,980円 | 5,080円 | 5,458円 | 100,580円 |
| 3〜4帖 | 19,067円 | 5,980円 | 5,095円 | 124,576円 |
| 4〜6帖 | 24,940円 | 7,430円 | 5,106円 | 144,680円 |
| 6〜8帖 | 33,130円 | 8,480円 | 4,235円 | 190,267円 |
全国の1帖あたりの中央値は5,708円です。ただしこの数字は都道府県で3倍以上、同じ県の中でも市区町村で2倍近く違います。相場は「全国でいくら」より「その街でいくら」で見るもので、市区町村ごとの表を各ページに用意しているのはそのためです。


トランクルームの相場が高い県と安い県はどこ?
1帖あたりの月額の中央値を都道府県で並べると、いちばん高いのは東京都の7,807円、次いで沖縄県6,764円、神奈川県6,721円。いちばん安いのは秋田県の2,455円、徳島県2,727円、和歌山県3,476円です。
土地代の差がそのまま出ています。ただし安い県は施設そのものが少なく、選べる広さも限られます。トップページの日本地図で色の濃さを見て、県のページから市区町村へ進むと、その街の実際の料金に行き着きます。
トランクルームの料金は6ヶ月でいくら?月額の何倍になるのか
初期費用を含めた6ヶ月総額を、月額の何倍になるかで見ると会社の差が分かります。
| 会社 | 6ヶ月総額の考え方 | 月額の何倍か |
|---|---|---|
| ハローストレージ | 実質月額×7+鍵代など約1,300円 | 約7.2倍 |
| U-SPACE | 月額×6+基本管理整備料1ヶ月分 | 7倍 |
| 加瀬のレンタルボックス | 申し込み月無料+5ヶ月分+事務手数料1ヶ月分 | 6倍 |
| minikura(宅配型) | 1箱320円×6+取り出し1,100円 | 箱ごとに3,020円 |
6ヶ月使えば、3社の差は月額の1倍分にまで縮まります。差が大きく出るのは2〜3ヶ月の短期で、そのときはハローストレージの初期費用が総額の半分近くを占めます。
ハローストレージの施設と空き区画は、公式サイトで市区町村ごとに確認できます。表示の月額には管理費と安心保証パックが加わるので、実際の負担は申し込み画面の見積りで必ず見てください。
トランクルームの料金で見落としやすい5つの費用
| 費用 | どこで出るか | 目安 |
|---|---|---|
| 管理費 | ハローストレージは表示額に別途 | 月2,200円 |
| 保証パック・保険 | ハローストレージは安心保証パック | 月880円 |
| 鍵代・セキュリティ登録料 | 契約時。屋内型は登録料も | 3,080〜5,500円 |
| 取り出し送料 | 宅配型で荷物を戻すとき | 1箱1,100円 |
| 解約時の清掃料 | 保証パック未加入だと請求されることがある | 13,200円 |
どれも公式サイトには書いてあります。ただ、申し込み画面の最後まで進まないと合計が見えない作りなので、月額だけ見て決めた人が支払い案内で驚くことになります。
トランクルームの料金は経費にできる?税金の扱い
個人事業主や法人が、仕事の在庫や書類を預けるために借りた場合、使用料と管理費は経費(地代家賃や保管料)として処理できます。プライベートの荷物と一緒に入れている場合は、仕事で使っている割合だけです。
個人が自宅の荷物を預けるだけなら経費にはなりません。確定申告で迷ったら、契約書と毎月の請求書を保管しておき、税理士か税務署に確認してください。当サイトでは税務の個別判断はしていません。
トランクルームの解約で引っかかる3つのこと
契約するときは気にしませんが、やめるときに問題になるものが3つあります。
| 内容 | |
|---|---|
| 解約の予告期間 | 1ヶ月前までに申し出るのが一般的。当月末で解約はできない |
| 最低利用期間 | 1ヶ月未満で使っても1ヶ月分の使用料がかかる。会社によっては2〜6ヶ月の縛りがある |
| 早期取り出し料 | 宅配型で短期間のうちに取り出すとかかる。期間は2ヶ月から半年まで会社ごとに幅がある |
「思ったより高くついた」という不満のほとんどは、この3つを知らないまま契約したことが原因です。数ヶ月だけ使う予定なら、最低利用期間と早期取り出し料を申し込み前に確認してください。
まとめ。トランクルームの料金は「毎月払う額」と「初期費用の重さ」で比べる
表示の月額は会社ごとに中身が違うので、管理費と保証料を足した額に揃えてから比べてください。初期費用はハローストレージが月額の5倍前後、加瀬が約2ヶ月分、U-SPACEが1ヶ月分、宅配型は0円です。
6ヶ月以上使うなら初期費用の重さは薄まり、毎月の額の安さのほうが大きくなります。短期で少量なら宅配型、それ以外は市区町村ごとの表で実額を並べて選ぶ、という順番がいちばん失敗しません。
このページの料金は、ハローストレージ(エリアリンク株式会社)・加瀬のレンタルボックス(株式会社加瀬倉庫)・U-SPACE(三協フロンテア株式会社)・キュラーズの公開情報を2026年9月に収集し、全国667市区町村・14,678プランを集計したものです。月額は各社の表示をそのまま並べるのではなく、管理費や保証料など毎月必ずかかる費用を足した「実際に毎月払う額」に揃えて比較しています。空室状況とキャンペーンは日々変わるため、最新の金額は各社の公式サイトでご確認ください。
